水面倉庫とは
ダンボールや紙・住宅資材などに使われる原木を河川・海等の水面で管理・保管する倉庫です。
高度成長期には、住宅造成が続くなか、日本の林業も盛んに行われていました。
特に、戦後復興期には6000万立方メートルにも達していた木材生産量は、今では1800万立方メートルに過ぎない業況に追い込まれています。
戦後9割を超えていた木材自給率も、現在は2割前後にまで激しい落ち込みを見せています。
そして、林業人口もわずか4万8000人で、平均年齢は50歳を超え、65歳以上の就業者の割合も30%に迫るほど高齢化が進んでいます。
この様な自給率低下の原因で考えられるのが、日本におけるコスト高だと言われています。
日本は戦後、木材需要の急増によって高騰した国産材の価格を安定化させようと、1960年に木材輸入の段階的な自由化をスタートさせ、1964年には、完全自由化されました。
これに伴い、大量に安定供給できる外材が市場を席巻するようになり、国産材の供給量は低下の一途をたどりました。
輸入自由化によって大量に入ってきた外材の保管場所として、水面倉庫が必要になったのです。
あなたもそうかもしれませんが、日本は「木の国」「木の文化」と言われてきました。
全国各地に存在する神社仏閣や古民家などの木造建築は、世界にも類を見ない文化遺産であり、まさに日本の木の文化の象徴そのものでもあります。
これに対し欧州では基本的に歴史的建造物は石造りであり、日本と対比させれば、石の文化と言うことになるでしょう。
日本で木の文化を強調する際に良く言われるのは、木造住宅の存在です。
住宅の木造比率は4割を超え、戸建てに限ればその比率はさらに高まるはずである。
日本の住宅の平均寿命は30年に過ぎず、短命的な木の使い方と、古くから数百年も続く建造物を作ってきた伝統的な木の文化とは、違う意味あいになってきます。
日本では、戦後、森づくり・木材利用ともに単純化しており、木の文化はむしろ衰退してしまったのではないだろうか。
その結果、水面倉庫を業としている、企業が無くなりつつあると言う現状も忘れてはいけないのではないでしょうか。
パルプの原料でもある木材そして、ダンボールの原材料でもある木材の保管庫は、やはり必要です。
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